どれだけ摂れば効果的？エラスチンの一日の必要量と摂り方・使い方

 
肌のハリや潤いを保つのに欠かせないエラスチンですが、コラーゲンとともに真皮に存在し、その量は真皮の僅か2％と言われています。
真皮の主な成分であるコラーゲンと比較するととても少ないものですが、肌のアンチエイジングのみならず、血管や軟骨にも含まれるエラスチンは、美容にも健康維持にも欠かせない成分です。
食品に化粧品にサプリメントにと、エラスチンを多く含むものはたくさんありますが、いったい一日にどれくらいのエラスチンを摂取したらいいのでしょうか？
エラスチンの一日に必要な量と、効率の良い摂取方法をご紹介していきたいと思います。

エラスチンを食事で取る

エラスチンの一日の必要量は100ｍｇから200ｍｇとされています。
加熱調理に強い成分なので、スーパーなどでも簡単に手に入る、牛すじや軟骨、煮魚、手羽先などの食品から摂取することができます。
これらの食品を食べることで、エラスチンだけでなくコラーゲンなど、エラスチンのスキンケア効果を活かすのに必要な栄養素を一緒に摂取することができるのも魅力です。
夕食やお酒のおつまみとしてもお馴染みの食材ばかりなので、ぜひ、化粧品やサプリメントと共に、毎日の食生活に上手に取り入れて行きましょう。

ただし、これらの食材は食材そのものは脂肪分が少ないものが多く、コレステロールも低いですが、調理法によっては脂肪分や塩分が高くなりやすいものばかりです。食べる量を考えて、脂質や塩分の取り過ぎには気を付けましょう。

また、エラスチンの天敵は活性酸素ですが、活性酸素を除去する効果が期待できる、ビタミンCやβカロチンをたっぷり含む野菜や果物、ビタミンEを豊富に含むごまなどを一緒に食べるようにすると、活性酸素によってエラスチンを減少させることなく、よりその効果をアップさせることができます。
これらの食材を毎日の食生活にバランスよく使用して、効率よくエラスチンのスキンケア効果を実感していきましょう。

エラスチン配合のサプリメントは飲むタイミングが大切

市販のエラスチンサプリメントを見ると、だいたい一日に飲むべき用量を守れば、必要なエラスチンを十分に摂取できるようになっています。
サプリメントは食品と同じだから、空腹時や思い出した時に飲めば大丈夫、と思われがちですが、飲むタイミングによっては吸収率が悪くなったり、体調によっては胃腸の負担になることもあるので、エラスチンの効果を最大限に活かすためにも、飲むタイミングも考えなければなりません。

そこでお勧めのタイミングが、夕食後から30分以内です。
夕食後から30分以内なら、胃に食べ物が入っていてエラスチン配合のサプリメントを摂取しても胃の粘膜の負担になりにくい上に、たくさんの食べ物を消化吸収するので、サプリメントのエラスチンも効率よく体内に取り込むことができます。

また、肌は午後10時から午前2時までの「ゴールデンタイム」と言われる時間帯に新陳代謝が活発になるので、夕食後にサプリメントでエラスチンを摂取することで、肌の再生をよりスムーズにし、なりたい美肌に近づくこともできます。
仕事やプライベートなどでなかなか午後10時に就寝するのは難しいかもしれませんが、エラスチンは就寝中に生成されるので、肌のゴールデンタイムに就寝することができれば、エラスチンの生成量も増えて一石二鳥です。
ただし、早く美肌効果を実感したいからと言って、サプリメントを用量より多く摂取するのは厳禁です。

エラスチンは人間が本来持っている、安全性の高い成分ですが、一日の必要量を守れば十分にスキンケア効果は期待できますし、サプリメントにはエラスチン以外の成分も色々含まれているので、安全に連用するためにも、必ずサプリメントに決められている用量を守るように心がけましょう。

化粧品取り入れたエラスチンを効果的に活かすためには

エラスチンの一日の摂取量は100ｍｇから200ｍｇですが、化粧品としてスキンケアに取り入れる場合は、摂取量を気にする必要はありません。

エラスチンは化粧水や美容液をはじめ、色々なスキンケアアイテムに配合されていますが、その効果を存分に実感するためには、コラーゲンやヒアルロン酸も併せてスキンケアに取り入れることをお勧めします。
他にも、活性酸素除去効果の高い、ビタミンC誘導体やレチノールもぜひ一緒に取り入れてみましょう。活性酸素の発生を抑えることができれば、肌に取り入れたエラスチンを失うことなく、しっかり肌のために使うことができますし、エラスチンの相棒とも言えるコラーゲンの生成能力もアップします。

しかし、どんなに優れた美容成分を毎日のスキンケアに取り入れていても、擦り過ぎや紫外線を無防備に長時間浴びるなどの過度な負荷が肌にかかると、活性酸素も発生しやすくなり、エラスチンの美容効果を思ったように実感することが難しくなります。
洗顔時やタオルドライの際に肌を絶対に擦らないように注意する他、季節を問わず外出する際は紫外線カット効果のある化粧下地やファンデーションを使用するなどして、紫外線対策をすることも大切です。

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