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ハイドロキノンの保存方法と使用期限。正しい使い方を徹底解説



ハイドロキノン

 

肌の漂白剤とも言われ、優れた美白効果を持つハイドロキノンは、2001年に化粧品への配合が緩和されてからは、デパートやドラッグストアなどで誰でも気軽に入手することができるようになり、医療機関を受診しなくても、その美白効果をスキンケアに取り入れることができるようになりました。
しかしそんな頼もしい美白成分であるハイドロキノンは、実はとても酸化しやすい不安定な成分でもあります。
安全に使い続けるために欠かせない、ハイドロキノンの正しい使用期限や保存方法をご説明したいと思います。

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市販の化粧品は特に指示がなければ常温保存が可能

基本的に市販されている化粧品は、消費期限が特別に記載されていない限り、製造年月日から常温で3年間は品質が変わらないものになっています。
ハイドロキノン配合の市販の化粧品も、特に消費期限が指示されていなかったら、未開封なら常温で3年間は安全に保存できるよう、酸化防止剤などが配合されているので、通常の化粧品と同じ扱いで大丈夫です。

 
また、市販の化粧品に配合されているハイドロキノンは、クリニックなどの医療機関で処方されるものと違って、殆どのものが配合濃度が4%以下と、多くの人が安全で気軽に連用することができる濃度になっているため、そういった点でもあまりハイドロキノンの特性を気にせず、使用することができると言えます。
ただし、ハイドロキノンはとても酸化しやすい物質なので、蓋の開閉をきちんとすることや、ボトルの出口を清潔に保つよう心がけることは必要です。

 

スパチュラの使用もオススメです

特に雑菌の入りやすいジャータイプのクリームなどの場合は、スパチュラを使用したり、クリームをつける前に手をしっかり洗うなどして、クリーム内に雑菌が入らないように注意しましょう。
また、開封後のハイドロキノン配合の化粧品の酸化を防ぐためにも、一度開封した化粧品は、なるべく1~2か月のうちに使い切るのがお勧めです。

 
せっかくスキンケアに取り入れたハイドロキノンの美白効果を最大限に活かすためにも、購入したアイテムは毎日使用して、早めに使い切るように心がけましょう。
期間内でも変色していたり、明らかに化粧品が変質している状態になったら、直ちに使用を中止しましょう。

 

 

ハイドロキノンの変質の目安は?

市販品でも手軽に入手できるハイドロキノンですが、とても酸化しやすい成分のため、変質してしまったら使用を中止しなければなりません。
市販の化粧品は特に消費期限が指示されていなければ、3年間品質が変わらないように作られていますが、これは未開封での条件です。

 
ハイドロキノンは一旦開封すると、徐々に酸化してしまいます。特にハイドロキノン配合の化粧品の色が、茶色く変わってきたら要注意です。
変色してしまったハイドロキノンは、美白効果どころか逆に肌への刺激となり、肌トラブルの原因にもなりかねません。たくさん残っていても、使用せず速やかに廃棄するようにしましょう。

 
また、保管方法も冷暗所と指示されていたら、使用後にしっかり蓋をして、その都度冷蔵庫などに保管するようにしましょう。
基本開封後は1~2か月で使い切るのが良いと言われている成分なので、なるべく常温保管する場合も、直射日光や日中気温が高くなる場所は避け、日陰の涼しい所に置いておくことをお勧めします。

 

 

医療機関で処方されたハイドロキノンは、必ず医師の指示を守る

医療機関から処方されたハイドロキノンクリームは、市販品と比べてハイドロキノンの配合濃度も高く、使用や保管に注意が必要なことから薬と同じく、必ず医師の指示に従って使用することが鉄則です。
一旦開封したハイドロキノンクリームは、酸化を避けるためにも必ずしっかり蓋を閉め、極力空気が入らないように注意するとともに、保管場所もその指示を必ず守るようにしましょう。

 
また、市販の化粧品と比べて高濃度にハイドロキノンが配合された、医療機関から処方されたハイドロキノンクリームは、使用期間も医師の指示に従うことが大切で、自己判断で長期間使用したり、一旦使用が終わって保管したものを、数か月後再び使用するような使い方は厳禁です。
他にも、日中使用する際は日焼け止めクリームなど、紫外線対策が必須だったり、紫外線による副作用を避けるために、夜のみの使用と指示される場合もあります。

 
一日も早く、ハイドロキノンの効果を実感したい気持ちは分かりますが、医師から指示された使い方を守ることが、最もハイドロキノンの美白効果を活かす方法です。
必ず厳守するようにしましょう。

 
ハイドロキノンが配合された美白化粧品や、医療機関から処方されたハイドロキノンクリームは、シミに悩む人にとって、とても頼れるスキンケアアイテムです。
しかし肌の漂白剤とも言われ、即効性のあるハイドロキノンは、保管方法や使い方を間違えれば副作用を起こす原因にもなりかねません。
まずはしっかり蓋をして使用期限を守り、ハイドロキノンを安全で効果的にスキンケアに活かしていきましょう。

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