睡眠は成長ホルモンの分泌に欠かせない行為。寝るときは電気を消して、毎朝朝日を浴びましょう！

朝日と共に起き、夕日と共に眠る…そんな南の島の大王のような生活ができればいいですよね～。
この王様のような生活、美容にとってはとても良いことなんですよ。
なぜなら実はこの睡眠も、アンチエイジング対策の１つだからです。
「ただ眠るだけでしょ？」と思われたあなた。正解です。その通りです。
ただ、いつ眠るのか？も重要になってきます。
そしてこの「眠り」を十分にとれていない現代人は、とても多いのです。
今回は、なぜ睡眠がアンチエイジング対策になるのか、そんなお話をさせていただきます。

メラトニンの分泌は朝日を浴びるとストップする

睡眠中に成長ホルモンが大量に分泌されることはよく知られているところですが、この他にも分泌されているホルモンがあります。それは、メラトニンです。
これは「睡眠ホルモン」とも呼ばれるものですが、体内時計を整えて覚醒と睡眠を切り替えることで、スムーズな眠りへと導いていくホルモンです。
朝日を浴びると分泌がストップし、目覚めて１５時間ほど経った頃から再び分泌されはじめ、深部体温を低くして眠気を感じさせます。
このメラトニンは脳の松果体という部分で分泌されていて、目の網膜を通して受けた光の情報が松果体に伝わり、その情報をもとにメラトニンの分泌量が決まってきます。

体内時計を整えるポイントは朝日

ですから夜遅くまで電気つけっぱなしで起きていたり、朝日を浴びずに部屋にこもりっきりだと、うまくメラトニンが分泌されなくなるんですね。いわゆる体内時計が狂ってくるのです。
メラトニンを作り出す物質に、セロトニンという神経伝達物質があります。これは睡眠時にはほとんど分泌されず、朝日の光を浴びて分泌され始めます。セロトニンが不足するとうつ病になったり、キレやすくなったりするので、目覚めた後に朝日を浴びることが重要ポイントなんですね。

なるべく自然のまま生きていこう！

現代人の生活スタイルはさまざまありますが、人間の体のしくみというのは同じですから、南の島の大王のように…とまではいかなくても、できるだけ自然な形で生活したいものです。

更に女性ホルモンも睡眠と深い関わりがあります。
女性ホルモンの分泌は脳が常に管理していているので、睡眠不足で脳が十分に機能しなければエストロゲンとプロゲステロンの分泌バランスが崩れてしまいます。
このバランスが崩れると自律神経にも乱れが生じ、疲れやすく不安定になります。
睡眠は脳を休息させるという大きな役目がありますからね。
睡眠不足は脳が疲れた状態ですので、ホルモンバランスの崩れを初めとして、さまざまな悪循環を生み出します。集中力がなくなり、的確な判断もできにくくなります。
ぜひ、質の良い睡眠をとる工夫をしましょう。たかが眠るだけと侮ることなかれ！これも立派なアンチエイジング対策ですよ。

Tweet