ヨガと気功。共通するのはエネルギーと呼吸。「気」は感じることができる
すべての元、源となるのが「気」です。
「エネルギー」と考えていただいても良いかもしれません。生とは、「気、エネルギー」が集合した状態を言い、死とは「気、エネルギー」が散らばった状態を言います。
呼吸は酸素と二酸化炭素の入れ替えだけではない
私はヨガを始めてから呼吸から何かを感じることが多くなりました。ただ酸素と二酸化炭素を交換しているだけではないと思っています。でもまだそれが何かは分かっていませんでした。最近、気功に関する本を読んでいくと、少しだけ感じていたことが見えてきたように思えています。
気は感じることができる
気は目に見えません。けれど感じることは誰にでもできます。
2手を少し離して手のひらを向かい合わせにします。
3手のひらの間にボールのようなものが存在することが感じられます。
気の感じ方は人それぞれです。暖かいと感じる人もいれば、ピリピリすると感じる人もいます。しかも、トレーニングすることにより、集中力が増して感覚は敏感になり、感覚の種類は増えていきます。
気には良い気と悪い気がある
気は経路という身体のエネルギーラインを通って流れています。気の流れが良いと精神的に安定し、体調も良く穏やかです。
逆に気が滞っていると、身体の一部が冷えたり凝ったりします。こういう質の悪い気のことを「邪気」と呼んでいます。ヨガでこの邪気を良い気の流れにすることができます。
人それぞれに気の種類があります
人には生まれながらに持っている「先天の気」と、その後に生じる「後天の気」があります。
先天の気は両親から受け継ぎ、成長や生命活動の原動力となり、その人の個性となっていきます。後天の気は、先天の気を補充する役目を担っています。後天の気は食べ物と呼吸によってコントロールすることができます。
気功で意識する「丹田」とヨガで意識する「チャクラ」
気のエネルギーが集まる場所が「丹田」(おへそから指三本くらい下にあります)です。
この場所はヨガで言う「チャクラ」(7カ所あります)と同じ物と考えて良いです。チャクラは7カ所。気功では3カ所あります。
位置やカ所数は異なりますが、気功やヨガによって活性化され、外のエネルギーを取り込みやすくし、健康な状態にしてくれることに変わりはありません。
気功とヨガには多くの共通点があります。気の流れという目には見えない存在を感じる心を鍛えることはヨガにも気功にも共通する考え方だと思っています。