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体質に合う食事がきれいな体を作る!アーユルヴェーダのドーシャとは?



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若い身体でいるために一番大事なのは、健康な体でいることです。いくらサプリメントを飲んだり高い美容液を使ったりしていても、身体が本当に健康でなければ、知らず知らずの内に老いて行ってしまいます。


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「いつまでも、若々しくいたい」……そんな方にお勧めなのが、若返りの医学として最近注目されている「アーユルヴェーダ」です。詳しく見ていきましょう。

 

アーユルヴェーダって何?

アーユルヴェーダとは、まだ西洋医学が発達するもっと以前にできたインドにおける生命の医学です。その歴史は長く、およそ5000年前にできたと言われています。

WHO(世界健康保険機関)にも認められているため、アーユルヴェーダは怪しくともなんともない、立派な医学なんですよ。

 

アーユルヴェーダは、「心」と「身体」の調和を目指す

普通の医療とアーユルヴェーダの違いは、「心」という見えない物に目を向けるところです。アーユルヴェーダにおいては、「心」と「身体」の繋がりがとても重要になっています。心身のバランスが調和してこそ、本当に健康な身体と見ているのです。

風邪をひいたりして身体の調子を崩すと、心細くなったり、寂しくなったりしますよね? また、心が病んでいたら、身体も弱って病気になってしまったという経験をお持ちの方もいると思います。そういった心と身体の関係を、もっと深いところでアーユルヴェーダは見ているのです。

 

3つのエネルギーのバランスを整える

アーユルヴェーダは、西洋医学とは違った人体の理解をします。その一つが、身体には三つのエネルギー、風の「ヴァータ」、火の「ピッタ」、水の「カファ」が備わっているという考えです。この三つのエネルギーのことを合わせて、「ドーシャ」と言います。

アーユルヴェーダでは、このドーシャのバランスが整った状態こそが、健康的な状態であると言います。しかし、不規則な生活や偏った食生活といったことが原因で、このバランスは崩れてしまいます。

このバランスが崩れることで、身体の様々なところに不調が出ると、アーユルヴェーダでは考えられているのです。

 

一人ひとり異なる「ドーシャ」のバランス

このバランスを整えることが、医学であるアーユルヴェーダの役目です。しかしこのバランスは、皆が皆同じなわけではなく、一人一人違うと言われています。

例えば、ある人はヴァータが強い「ヴァータ体質」であるのに対し、違う人はカファが強い「カファ体質」である場合があります。そのため、その体質に合った食事が必要なのです。

ここからは、それぞれの体質の特徴と、体質別に勧められる食事を見ていきましょう。

 

3タイプある体質の特徴

細くて華奢な「ヴァータ体質」

ヴァーダ体質の人は、痩せ型で、肩幅が狭い人が多いです。背は極端に高いか低く、皮膚は冷たくて乾燥気味です。筋肉もあまりなく、血管や関節が結構はっきりしています。

性格は、想像力と好奇心が豊かですが、精神的には弱く、心配性で、ストレスにも弱いのが特徴です。また、気まぐれで飽きっぽい所があります。

 

中肉中背「ピッタ体質」

ピッタ体質の人は、中肉中背で、標準体型の人が多いです。肌は柔らかく色つやがあり、日焼けしやすいのが特徴です。冬場の寒さには強いですが、暑さに弱いという欠点があります。また、男性の場合禿げやすい傾向にあるようです。

性格は、情熱的でチャレンジ精神があります。正義感があるのがいいところですが、怒りっぽい、そして完全主義者で相手を非難しがちなところがあります。

 

体格が良い「カファ体質」

カファ体質の人の特徴は、ガタイが良くて骨太です。その分太りやすい傾向にもあります。肌は冷たく、しっとりしていて、比較的丸顔です。体力があるので、我慢強いのも特徴の一つです。

性格としては、穏やかで慈愛にあふれ、忍耐があります。言動はゆっくりとしていて、コツコツと物事をこなすのが得意です。保守的で、独善的になるという欠点もあります。

 

各体質の方に勧めたい食べ物

ヴァーダ体質には「温かい、油気のある食べ物」を

ヴァーダは冷性のエネルギーですので、熱の通った温かい、油気のある食べ物が勧められます。逆に、身体を冷やしてしまう生野菜や果物は避けましょう。

食事をとる時は、ゆっくりとリラックスしていただきましょう。また、ヴァータ体質の人は食欲にムラがあるので、不規則な食生活になりがちです。規則的な食生活を取るように心がけましょう。

特に取ると良いスパイスは、生姜とシナモンです。生姜を摂るのには生姜紅茶を、シナモンを摂るには、シナモンミルクティーがお手軽でいいかもしれません。

 

ピッタ体質には「生野菜や果物」を

ピッタは火のエネルギーということもあり、消化の火も強くて食欲が旺盛なところがあります。しかし、そのせいで消化器官の疾患に陥ることもあります。ピッタの火を抑えるために、熱の属性のある食材、辛い食べ物、そして塩分の強い食事は控えた方がいいでしょう。

そしてピッタを抑えるために、渋みや甘味、そして苦味のある物、また生野菜や果物を増やすことが勧められます。

ピッタ体質の人にお勧めのスパイスは、コリアンダーとカルダモンです。コリアンダーとカルダモンは、そのままハーブティーとしても飲むことができますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

カファ体質には「温まるスパイスの効いた食べ物」を

カファ体質の人は太りやすい傾向にあるため、代謝を活発化させて、身体を温めるようなスパイスのある食事をとった方が良いでしょう。生よりも、温めたり、炒めたりした物がお勧めです。なるべくゆっくりと食べましょう。

避けていただきたいのは、水分が多く、甘みや酸味が強い果物です。

お勧めのスパイスは、黒コショウと唐辛子です。普段の料理に少しずつ取り入れるといいかもしれませんね。

 
あなたはどの体質でしたか? アーユルヴェーダは、歴史もあるとても深い医学です。昔から実践されてきただけあって、その効果は確かです。

これからもずっと若々しくいるために、アーユルヴェーダを自分の生活に、取り入れてみましょう。

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