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頭皮は大丈夫?ヘアカラーの化学物質が人体に与える影響



頭皮湿疹

 

ヘアカラーを行う度に、頭皮に炎症が起こる。
このような方は多いのではないかと思います。私たちが一般的にヘアカラーと呼んでいる製品には、ほとんどといっていいほど化学物質が配合されており、この化学物質に対してお肌が敏感に反応した場合には、痒みや炎症などのアレルギー症状が現れること少なくはありません。

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市販のヘアカラーに含まれている化学物質って?

多くのヘアカラーには“ジアミン”という化学物質が配合されており、これは発色剤の役割を持っています。この物質を配合することにより、発色の良さやカラーの定着などのメリットをもたらしてくれます。
ところが一方で、呼吸困難などのアレルギー症状を引き起こす可能鵜性があるというデメリットも持っています。

 
そして、ジアミンが引き起こすトラブルの中で最も多いのが、アレルギー性接触皮膚炎、つまり、頭皮がかぶれたり、激しい痒みが起こったりするというものです。
さらに恐ろしいのは、頭皮から体内に侵入したジアミンは、体内で分解されることなく少しずつ体内に蓄積されて行き、これが数十年後になって肝臓や腎臓の病気を引き起こす可能性があるという事実。
つまり、ジアミンを含めた化学物質を、頭皮から取り込まないことがベストであるということですね。
これはまた、ヘアブリーチやヘアマニキュアであっても同様です。

 

 

化学物質が頭皮に与える影響について

上記では、ヘアカラーに含まれる化学物質が人体に及ぼす可能性のある悪影響についてお話をさせて頂きましたが、化学物質はまた、頭皮にとんでもない悪影響を及ぼす可能性も秘めています。

 
それは、抜け毛の問題。

 
頭皮がなんの反応を示さなくても、化学物質には十分に注意を払うべきです。
というのは、化学物質が知らず知らずのうちに頭皮を弱らせ、将来的に抜け毛を誘発する原因となることがあるからです。
頭皮が過敏に反応して炎症を起こせば、誰でも化学物質に対して警戒心を持つことでしょう。ところが、頭皮が化学物質に対してなんの反応も示さなかった場合には、使用しているヘアカラーを継続して使用することが多いのではないかと思います。

 
ここが、落とし穴。
頭皮が危険を知らせるサインをすぐに示さなかったとしても、化学物質は着々とあなたの頭皮から毛穴へ侵入し、毛根にダメージを与え続けています。
そしてこれが、抜け毛を誘発する原因となる可能性があるということです。

 

 

ヘアカラートリートメントではどうなのでしょうか?

市販のヘアカラーには危険成分が配合されており、人体に悪影響を及ぼす可能性があるということをご理解頂けたのではないかと思います。
それでは、シャンプーの度に使用して自然にカラーリングを行うことができるという、ヘアカラートリートメントではどうなのでしょうか?
現在、さまざまな種類のヘアカラートリートメントが販売されていますが、その中には、化学物質を含むものとそうでないものとがあります。
つまり、ヘアカラートリートメントでヘアカラーを行う際にも、製品選びの段階で化学物質を配合している製品には十分に注意を払う必要があるということですね。

 

 

ヘアカラートリートメントのメリット、デメリット

ここでは、化学物質を含まず、天然成分だけで製造されたヘアカラートリートメントに焦点を絞って、メリットとデメリットについてお話をさせて頂くことにします。

 

ヘアカラートリートメントのメリット

主成分が天然成分であるため、人体への悪影響が極めて少ないという点が、最も大きなメリットであるといえるでしょう。
また、シャンプー後に使用して自然にカラーリングを行うことができるため、カラーリングのための時間をわざわざ作る必要がないという点、カラーリングと同時にトリートメントを行うことができるという点も、メリットであると考えることができます。
さらに、毎日使用することにより、白髪も自然にカラーリングできるというのも嬉しいメリットですね。

 

ヘアカラートリートメントのデメリット

カラーバリエーションが乏しいという点、これがいちばんのデメリットでしょう。
また、化学物質である発色剤不使用のため、カラーの定着率がイマイチ、ところが、手指に天然成分の色素が付着すると落ちにくいというデメリットも持っています。

 

 

ヘアカラーのリスクは軽減できる?

天然成分を主成分とするヘアカラートリートメントに心が動いても、やはり発色の美しさを考えると、化学物質配合でも一般的なヘアカラーを選びたい。そのようにお考えの方の中には、化学物質を軽減することができれば・・・という、淡い期待をお持ちの方も少なからずいらっしゃることでしょう。

 
ですが、残念ながら、化学物質が体内に入り込むリスクを軽減する方法は見当たりません。
頭皮のトリートメントを行い、頭皮に栄養を与えるという方法を行えば、抜け毛の予防にはつながるかもしれませんが。
考え出したらキリがないのが、ヘアカラーなどを含めた製品に配合された化学物質ですが、そのリスクから身を守るためには、やはりそのような危険物質に対して自らが近づかないという方法がいちばんであると考えることができるでしょう。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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