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好印象を与える「髪」…美しい髪のために続けたい4つのケア方法



美髪
 
かしら(髪)洗ひ化粧して香にしみたる衣着きたる

なんと心惹かれるシチュエーションでしょうか。
清少納言は『枕草子』のなかで、「心ときめきするもの」として、女性の洗い髪を挙げています。
日本女性のしなやかな黒髪だけでなく、洋の東西を問わず髪は女性の最大の魅力です。


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髪の魅力というと、愛と美の女神を描いたボッティチェリの「ビーナス誕生」のブロンドの長い髪を思い出される方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

古代ギリシャにあっては、髪は切って神に献上するほど大切なものでしたし、エジプトでも司祭がこの世を離脱するしるしとして髪を剃り落しました。
これは仏教の出家の儀式にも通じる習慣で、興味深いものがあります。
女性だけでなく男性にとっても、髪はある種の精神性の象徴だったのでしょう。

 

外見のイメージを大きく左右する「髪」

髪は女性にとって、愛と美そのものの象徴。
そしてさらに神経と直結していたり、健康状態のバロメーターといわれるほどそのひとりひとりの女性を如実に物語ります。
そのため、細心の注意を払っていたわってあげなくてはいけません。

それに、女性の一生のうちで髪が危機にさらされるのは、ホルモンが乱れる時期と一致しているようです。初潮、出産、そして更年期などの時期は、オイリーになったり乾燥したり、ふけが出てくることもあります。
また、出産の後、抜け毛が増して髪が細くなっていくこともよくあることのようです。

こうした髪の危機は、自分で観察して見つけるしかありません。
筆者自身もついつい肌やネイルの状態ばかりに気を取られがちなのですが、髪の占める面積は意外と大きく、見た目のイメージを左右します。
皆さまは、シャンプーやヘアスプレーなどを、顔につけるお化粧品のように熱心に選んでいますか??
そして自分に合ったトリートメントを肌にするように、頻繁に行っていますか??

 

好印象につながる髪のお手入れ

残念ながら以前は筆者も、少し怠けていました。
髪の手入れに細心の注意を払うようになったきっかけは、恋人の言葉です。
彼は女性の見た目や服装にあまり頓着しないタイプなので、付き合うまでは特に美容やファッションの話はしてこなかったのですが、付き合い始めた直後、ふと彼が私の髪に触れ「たまにごわごわしてるよね、くせ毛なの??」と聞いてくるではありませんか。
確かに少し柔らかい髪質で直毛ではないのですが、人並みに気を遣っているつもりだったので大ショック。
そして、後々考えて、最もショックだったのが、洋服やアクセサリー、ネイル……私が気を遣っている、力を入れているところにはコメントはなく、私があまり気にしていなかった”髪”に彼の興味関心があったこと。

その後よくよく研究をして至った結論は、洋服やアクセサリー、ネイルへの”こだわり”は仲間内(そういったものへ関心のある女性同士)では大変評価されるけれども、老若男女問わず好印象を持ってもらうためには、髪や肌、つまり身体自体がとても健康で輝いていなければならない、ということです。
そして、身体の末端である”髪”は栄養が届きにくく、健康的なロングヘアーを維持するには、”手入れ”が必要なのです。

その後私自身が実践した手入れ方法がいくつかあるので紹介します。

 

1. 美容院での定期的なトリートメント

髪も肌と同様に「細やかに」「こまめに」いたわってあげなくてはなりません。
自分だけのケアでは、独りよがりになってしまったり、モチベーションが上がらず、いつの間にかサボリがちになってしまったり……。
私はトリートメントだけの日も美容院に通うようにし、カットやカラーは2か月に1回くらいでも、美容院自体には月に1、2回は通うようにしています。
そうすることで、自宅でのケアのモチベーションアップにもつながります。

私の通う美容院ではトリートメントをする女性のお客さんの割合は、4人に1人くらいだそうですので、まだまだそんなにたくさんはいらっしゃらないよう。けれど、個人的にはかなりの成果を感じていますので、おすすめです。

 

2. シャンプー、トリートメント選び

美容院での手入れのほかに、毎日使うシャンプーやトリートメント選びにも気を遣っています。
各個人の髪質によって、合う・合わないがあるので、銘柄はご紹介できませんが、これだけはおすすめという選び方は、必ずシャンプー、コンディショナー、トリートメントをラインで使うことです。
基本的にメーカーはライン使いを推奨しており、併せて使用することによって効果もアップします。

私は髪が細くて柔らかいので、シリコン製の粗いブラシで梳かしてほぐした後、シアバター入の界面活性剤+オイルインのシャンプーを使っています。
完全にオーガニックのものは、洗い終わった後、きしんでしまうので苦手。
もちろんオーガニックの製品の良さも知っているのですが、やっぱり洗い上がりのしっとり感が欲しいので。

他にシャンプー選びのコツとしては、自分の髪質に合いそうなものを続けて使って効果を観察すること、成分表示は必ずチェックすることが挙げられます。
自分の中に、「この成分が入っているからこういう効果が得られるんだな」という情報の蓄積あるとヘアケア製品選びがぐっと楽になります。

 

3. 頭皮マッサージ

随分前に読んだ本で、抜け毛対策として、「毎日、頭皮とうなじをマッサージしましょう」と書いてあり、それからずっと続けています。
最近はいろいろな美容雑誌でも「頭皮マッサージ」取り上げられていますね。
今のところ私には抜け毛の悩みはありませんが、将来に備えて毎日「髪よ美しくなあれ」とマッサージに励んでいます。

 

4. バランスの取れた食事と睡眠

劇的な効果の得られる魔法のようなヘアケア製品があればよいのですが、やはりそういったものは存在せず……。
自分自身の”心がけ”が一番髪を健康にしてくれるように思います。

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