夏のお役立ち！日焼けした肌ケアや虫除けに使えるアロマレシピ

 
最近は、紫外線対策をする人も増えてきました。高機能な日焼け止めは増えてきましたが、日焼けをしてしまった時のケアに使える商品はまだまだ少ない状態です。日焼けはやけどの一歩手前であり、しっかりケアしたいものの一つともいえます。アロマは日焼け後のケアにも使える万能なアイテムです。

日焼けで激痛！肌をケアするアロマ

例えば、日焼けがひどくてお風呂の水が痛い時、バカンスに行って洋服も着られないほど痛い時には、鎮痛作用等があるアロマが活用できます。全身浴の時に精油や芳香蒸留水を取り入れるのがオススメですが、日焼けした肌には、常温に近いぬるま湯が適しています。水ぶくれなどができている場合は、むやみに自分で処理しようとせず、お医者さんに見てもらってくださいね。

おすすめのアロマとしては、ラベンダーやカモミール・ローマン、もしくはローズといったアロマになります。複数のアロマを活用すると皮膚刺激が増えるのでこういう時は単体で使うのがオススメです。それと刺激レベルでいうと、精油＞芳香蒸留水なので、そのときの状況に合わせて使うものを選んでみてください。

カモミール・ローマンは、地中海沿岸のキク科の植物です。母親の強さや優しさに喩えられるような強くてさわやかな甘さが感じられるアロマです。それゆえ、特に女性や子どものケアによく使われます。緊張している体の筋肉をゆるめてくれたり、更年期障害や月経トラブルといったもののケアにも優れたアロマです。子どもの腹痛や歯の生え変わりの時のむずがゆさを解消するためにも使われるアロマです。

日焼けした顔のケアに適したアロマ

それと、日焼けしてしまった顔には、シミとかしわが残らないように丁寧に対処しましょう。アンチエイジングもかねて、細胞成長作用のある精油を使うのがオススメです。精製水とグリセリンにアロマを加えた手作り化粧水をたっぷりとつけるのがポイントです。化粧水をつけた後、タオルをかけて保冷剤を使ってほてりが収まるまで冷やすのも効果的ですよ。化粧水に使うアロマには、カモミール・ジャーマンやローズオットーなんかも適しています。

ローズ・オットーは、高貴なローズの香りが女性に人気のアロマです。精油は低温で固まる性質があるので、寒い時期はビンごと手で温めると精油の出がよくなります。古くから、目の疲れやホルモン調整に使われてきたのですが、精油は高いため、一般的に芳香蒸留水の方が化粧水や赤ちゃんのスキンケアなどに使われてきました。冷却作用や収れん作用にも優れています。

蚊を寄せ付けないアロマブレンド

また、夏場になると気になるのが虫です。虫といっても種類はさまざまですが、身近に係る虫の中には、生命の危険につながるものも少なくありません。といっても、なるべく自然な形で遠ざけたいものです。そんなときに虫除けとして使えるアロマがたくさんあります。それと、野山に分け入るときなどにもアロマを味方にしておけば、被害を少なくすることができます。

例えば、夏の嫌なものといえば、蚊ですよね。意外と知られていませんが、蚊は感染症を媒介するものの一つです。できれば刺されないのが得先なので、自分の肌や家の入口あたりにアロマ入りスプレーを吹きかけておくのがオススメです。虫が多そうな森林の中にはいるときは、足元や袖口といった虫が侵入してきそうな場所にも重点的にスプレーをしましょう。おすすめのアロマとしては、青森ヒバ×クスノキ×サンショウ、レモンユーカリ×ペパーミントなんかも効果的なアロマブレンドです。精油は揮発してしまうので、こまめに付け直すことで虫を避けることができます。

クスノキは、東アジア原産のクスノキ科の植物です。ウッディー系のアロマの中でもさわやかさとやわらかさを香りのと特徴としています。この木の結晶が樟脳となり、古くから防虫用や強心剤として使われてきました。またセルロイドを作る材料だったため、プラスチック登場前には日本の大事な輸出品でありました。外国産のクスノキは、一般的に「カンファー」の名で売られています。『日本書紀』や『古事記』にも記述がみられる通り、深く活用されてきました。虫を寄せ付けないので、船作りや仏像づくりの際に利用されていました。また、蚊取り線香の代わりにクスノキの葉を燃やして、煙で虫を寄せ付けないようにしていたそうです。

山中などでの虫除けにオススメのアロマブレンド

それと、山の中に入るときには、サンショウよりも青森ヒバ×クスノキの方が虫除け効果が高まります。他にもレモンユーカリ×ゼラニウムの組み合わせも向いています。ただ、スズメバチなどは甘い匂いを好むことがあるので、甘い香りのするアロマは使用を避けてもらいたいところです。

レモンユーカリは、ユーカリ精油の代表的なものの一つです。その名のごとくレモンのような香りがします。鎮静効果が高いのですが、ユーカリの精油の中でも虫除けに有効だとされています。米国環境保護局によって、その蚊避け効果などが承認されているほどです。ただ、皮膚刺激が比較的強いので、使用の際は濃度に注意する必要があります。

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