あの女性芸能人もハマってる!美容効果抜群の「かっさ」とは?
あなたは「かっさ」を知っていますか? かっさとは、2500年前から中国で行われてきた民間療法の一つで、マッサージのようなものです。ただ普通のマッサージと違って、専用の小さな板を使うのが特徴です。
「かっさ」って何?
かっさでは、小さな板を使って経路や反射区というところを刺激することで、経路の流れを良くします。経路とは、血管に例えると動脈や静脈、そして毛細血管から成っています。
かっさをすると、毛細血管に圧を与えることになり、血液の毒が肌の表面に出てきます。なので、中国本場のかっさを受けると、かっさをしたところに赤い斑点が出てきます。これが、血液の毒が表面に出てきたということなのです(ただ、赤い斑点が出ない様に、日本のかっさは改良されています)。そうして血液内の毒を抜き、経路の流れを良くすることで、効果的に体内毒素や老廃物をスムーズに排出できるようになるのです。
体内毒素や老廃物は、身体に毒です。これらが溜まっていると、身体の老化を早めてしまいます。なので、かっさを行えば、アンチエイジングの効果があるということなります。
杉本彩、安室奈美恵もかっさプレートを愛用
かっさなんて聞いたことのない女性の方が多いでしょうが、美しさを武器とする女性芸能人もやっているということを、あなたはご存知ですか?
すでにアラフィフにして、あの美貌を保ち続けている杉本彩さんも、実はかっさを行っています。彼女自身もブログで、「凝っていたりすると、血行が悪くなり、肌のくすみに繋がったり、ハリや艶がなくなったり」して、美容に悪影響だとコメントしています。自分でもかっさの板を持っていて、時折顔や首、そしてデコルテのマッサージをするそうです。
同じくアラフィフで美容家であるIKKOさんも、かっさマッサージがお気に入りだった時期があったそうです。2010年にIKKOさんが紹介して、テレビや雑誌でも一時期話題になっていたんですよ。
かっさの効果
かっさには、体内毒素や老廃物の排出といった効果もありますが、その他にも新陳代謝の向上や、リンパの流れを良くするという効果もあります。新陳代謝が良くなると、身体中の細胞のターンオーバーが早まることになります。そのため、いつまでも古い細胞が残っていることがなくなり、肌が若々しくなるんです。
リンパの流れが良くなると、老廃物の排出が良くなるだけでなく、顔や脚のむくみが解消され、リフトアップに繋がります。特に顔にやると、その違いは一目瞭然です。顔のラインがスッキリして、むくみがなくなるのでその分目も大きくなるんです。
かっさの特徴
かっさの良い所は、その安全性と、自分でできるという二つにあります。かっさは元々民間療法なので、普通の一般人がやってきたものです。なので、薬などと違って副作用が少なく、安全性が高いのです。
かっさが自分でできる理由は、これがそもそも民間療法だからです。一般人がやってきたものなので、かっさを行うのに難しい専門知識はいらないんですよ。なので、基本さえマスターしてしまえば、あなたにだって自分でできるようになるんです。
さらに、かっさに必要なのは手のひらに納まる程度のかっさプレートか陶器製のれんげ、そしてオイルやクリームなどの潤滑剤のみです。道具もそこまで高くなく、難しくもなく、安全なので、誰でも気軽にかっさができるんです。
かっさのやり方
行う場所にまずオイルなどの潤滑剤を塗りましょう。そうしたら、かっさの板を使って、経路に沿ってこすっていきます。経路を流していくために、必ず一つの方向に流していきましょう。また手足など、部位が左右にある場合は左から行います。
顔は、中心から外に向かって流していきます。皮膚が薄いデリケートな場所ですので、優しく行いましょう。
腕や脚の場合は、外側は上から下に、内側は下から上に流していきます。
頭の場合は、左右に均等に流していきましょう。髪の毛があるので、潤滑剤はいりません。
かっさを行った後は、しっかりと水分補給をしましょう。新陳代謝が上がって汗をかくので、身体が水分を必要とします。また、かっさ後の10~
20分は運動をせず、リラックスをしましょう。
かっさの注意点
かっさがいくら安全とはいえ、治療の一つには変わりありません。なので、いくつか注意点をお教えします。
まずやっていけないことは、
●食後の30分以内にかっさを行うこと
●施術後に身体を冷やすこと
●施術後に油っこい食事を摂らないこと
●リンパのある所を強く刺激しないこと
●皮膚が薄い顔などを強く刺激しないこと
この5つです。これらを行ってしまうと、気分が悪くなったりする可能性があるので止めましょう
また、かっさをやっていけない人は、
●妊婦
●小さな子どもやお年寄り
●皮膚病や心臓疾患、糖尿病を患っている人
●皮下出血のある人
●血友病を持っている人
などです。これら以外にも、何かしらの疾患を持つ人は、一度専門医の指示を仰いてから行うと良いでしょう。