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まるで氷!? 手足が冷える原因と、つらい冷え症を改善する方法



女性と毛布
 
一度冷えてしまうとなかなか取れない手足の冷えはつらいですね。特に冬場は身にしみるのではないのでしょうか。個人差によって度合いは違ってきますが人間はもともと手足が冷えやすくなっています。ではなぜなのか、改善する方法も一緒に見ていきましょう。


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手足の冷え症の原因は?

寒くなったときに手足が真っ先に冷たくなってしまう理由は以下の通りです。

 

心臓から一番距離の遠い手足は温かい血液が流れにくい

鼓動によって血液を全身へ送り出すためのポンプ役をしているのが心臓。しかし心臓から一番遠い手足まで鼓動だけで血液を送り届けることは難しいでしょう。物理的な距離の遠さにより、心臓から一番離れている手足は血液が届きにくく冷えやすくなってしまいます。

また心臓から送り出される血液は温かいのですが、全身をめぐっているうちに冷やされてしまいます。特に手足は遠いので届くころにはすでに冷やされてしまっているので、冷たい血液が届いてしまうため手足の冷え症を招いてしまいます。

特に低血圧の人は1回に送り出される血液量が少なかったり、末梢血管に血液が溜まりやすく心臓へ戻ってくる血液が少ないため手足が冷えやすいという特徴があります。また貧血の方は血が足りない状態なので末梢まで届かないことが冷え症の大きな原因となっています。

 

内臓へ優先的に血液がまわるため手足が冷える

おなかまわり・からだの深部は生命の維持にかかわる臓器がたくさんあるので温かくしなければいけません。そのため内臓へは優先的に血液が回って常に温かさを維持できるようになっています。逆に命にあまり関係ない手足から血液が回らなくなるため、いつも冷えてしまいます。

寒さを感じたとき人間は無意識に血管を収縮して血流を悪くし、からだの温度を保とうとします。血流がいいと熱が放出されてしまうので、まずは熱が奪われぬよう生命の維持に関係しない手足に血液を送らなくなります。このようにして寒さを生命の危機としてとらえ、血流をコントロールして保っています。

 

運動不足で手足の筋肉が落ち毛細血管が減って手足が冷える

心臓の鼓動だけでなく、筋肉も血液の運び屋でポンプ的役割をしています。血液は筋肉の収縮によって押し出され全身へ運ばれますが、運動不足によって筋肉が落ちてしまうとポンプが弱くなってしまいます。すると血液を運べなくなり、血流が悪くなって冷えてしまいます。

また運動不足による血流不足が続くと徐々にが毛細血管の数が減ってしまい、冷え症を悪化させてしまいます。運動をすれば筋肉が動いて血流がよくなるので、数も自然に増えていきます。筋肉が少ない人はそれだけポンプが弱いので、まずは筋肉をつける運動がおすすめですよ。

 

ストレスやしめつけ、老廃物の溜まりすぎも冷えの原因に

ストレス過剰で筋肉が収縮し血管が圧迫されてしまうと血流が悪くなって手足が冷えてしまいます。またきつい靴や衣類を身につけても血管を圧迫し、ストレス過剰と同じように冷え症を招いてしまいます。

ストレス過剰やしめつけすぎて血流が悪くなると、老廃物が溜まりすぎて血がドロドロに汚れてしまい冷え症を招いてしまいます。このような状態は手足に限らず冷やしてしまう原因になってしまうので気をつけましょう。小さなストレスでも日常の積み重ねは大きいので解消するように気をつけるのが大切です。

 

手足の冷え症を改善する方法

手足の冷え症を改善する方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

運動する

運動すれば筋肉が収縮したときに起こるポンプ作用のおかげで血流がよくなり、冷え性の改善や予防につながります。また血管の数を増やせるのでより冷えを改善へ導けます。筋肉が少ない人は筋肉をつけるための運動をすればポンプをより強化できるので血流がよくなり、根本からの改善が可能です。

また冷えたと感じたら、血液の出入り口になっている足首や手首を動かすだけでもポカポカして温まります。意識して運動をしてもいいですが、なるべく車を使わずに歩いたりと日頃からからだを動かすクセをつけると効果的ですよ。動いたぶんだけ温まります。

 

食べ過ぎない

消化活動には血液が必要になってくるので腹八分目をこころがけましょう。食事をしたあとの消化時間が長ければ長くなるほど内臓へ血液が集中してしまうので手足の冷えがひどくなってしまいます。満腹まで食べてしまうと血液がドロドロになってしまったり血液の通り道が細くなってしまったりするので気をつけましょう。

 

腹巻を使う

もし手足が冷えてしまったらどこを温めるよりもまずは腹巻をしておなかを温めましょう。寒さを感じると、まずは生命の維持にかかわる内臓があるおなかや腰などに血液が集中します。しかし腹巻をしておなかが温まってくれば「生命の維持に支障なし」と自律神経が判断して手足にも血液が回るようになりますよ。冷え性を改善へ導く効果的な方法ですよね。

 

ストレス・しめつけを解消する

しめつけだけでなくストレス過剰も血管を圧迫して血流を妨げる原因になります。いつも緊張していたり、ストレスが溜まったりしていては血管が収縮してしまうので思うように血液を流せません。手足の冷えに限らず全身を冷やしてしまう原因になるので、日常的にストレスやしめつけから解放する時間を作りましょう。

また心身ともにゆったりすると、ゆったりとした呼吸になり、血管を拡張して血流をアップさせられるのでより冷え症を改善へ導けますよ。

 

冷え改善のために体の本来の機能をフル活用して!

こうやってみると本来からだが持っている機能をフル活用させることが手足の冷え症を改善させることがわかります。薄着でからだを動かしたり、リラックスしたりを上手に行えば自然と冷えを解消できるでしょう。ぜひ試してみてください。

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この記事は当ブログのライター「ゆっち」が書きました。

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