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デンタルケアの基礎「虫歯ができる原因」



今回は「虫歯」について考えてみましょう。

虫歯のイメージですが、よく絵本などで出てくるのはつるはしやドリルをもった虫歯菌が歯を削って虫歯にしていたり、虫歯菌が歯をかじって虫歯にするというものではないでしょうか。

 

虫歯

 

どちらにしても虫歯菌が直接歯を傷つけているイメージですが実際はどうでしょう。
虫歯がどうやって出来るかご説明します。


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虫歯菌=ストレプトコッカスミュータンス菌

俗に虫歯菌と言われているのは「ストレプトコッカスミュータンス菌」(以後ミュータンス菌と記載)という連鎖球菌の一種です。

このミュータンス菌が原因で虫歯が起こるわけですが、実はこのミュータンス菌は生まれた時には口の中には存在しません。

実は感染によって口の中に常在してしまうのです。

 

 

虫歯菌は感染する

昔はよく赤ちゃんに親が噛み砕いたものをあげるということがありましたが、今考えると恐ろしいことですね。そこまでしないにしても親が使った箸を使ったり、キスしたりすることによって簡単に感染してしまいます。

ですからミュータンス菌が全くいない人と言うのはおそらくいないのではないでしょうか。

子供を将来虫歯にさせないためには?

 

 

子供の虫歯 2歳までは気をつけて

まず2歳くらいまでは出来るだけ感染させないように努力しましょう。2歳を過ぎるころになると口の中の常在菌のバランスが安定してきてちょっと他の菌が入ってきてもなかなか悪さ出来ない状態になっています。

そうなる前に感染してしまうとミュータンス菌が優位なお口の中の状態に出来上がってしまうので注意しましょう。

 

話が脱線してしまいましたが、このミュータンス菌がどのように虫歯と関係があるのかをご説明します。

口の中に食べ物が入ると(特にショ糖などの糖類)ミュータンス菌がその糖を代謝します。

わかりやすく言うとミュータンス菌が糖を食べウンチをします。そのウンチは粘り気があり歯の表面に強く付着します。

またそのウンチは「乳酸」といい強い酸を発生させます。

 

 

歯は溶かされて虫歯になる

その「酸」によって歯のエナメル質が溶かされてしまうことを私たちは虫歯と呼んでいます。

歯は菌に食べられるのではなくて溶かされているんですね。これには驚く人も多いのではないでしょうか。

 

あの固い歯が溶けてしまうのですから。甘いものがなぜ虫歯にとっていけないかと言うと先に説明したとおりミュータンス菌のご飯となり酸を発生させる元になってしまうからなんですね。

 

虫歯予防としてはまず、あまいものは控えましょう。続いてミュータンス菌を減らすよう歯磨きをしましょう。更にはフッ素を使用して歯を強くしましょう。

以上のことに気をつけながら生活するのとしないのでは将来の自分の歯は大きく違ってきますよ。

 

 

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この記事は当ブログのライター「チェブ」が書きました。

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