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受診は適切な病院で。手のひらの多汗症(手掌多汗症)の原因と治療



若い女性 ストップ
 
どうにもならない、手のひらから噴き出る異常な汗。


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多汗症の症状は身体のあちらこちらに現れることがあり、脇の下や足の裏、手のひらなど、局所的に症状が現れることも少なくはありません。

 

手掌多汗症の原因とは?

とりわけ、手のひらの多汗症は「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」という学名を持ち、深刻な症状になると、暑いわけでもないのに、1年中手のひらから流れるような汗が出て止まらない、という状態が起きてしまいます。

このような、手のひらの多汗症の原因は、いったいどこにあるのでしょうか?
それは、「交感神経(新陳代謝を促す神経であり、自律神経の一種)」の機能が活性化され、それがさらに「エクリン線(汗の分泌を行う線)」を刺激し、多量の汗が分泌することに起因しているのでは?と、考えられています。

 

手掌多汗症の受診は何科が妥当?

なんとかしたい、手のひらの多汗症ですが、この症状の治療を行うには、何科での受診が妥当なのでしょうか?

多汗症の治療が行えるおもな病院は、「皮膚科」、「美容皮膚科」、「美容外科」、「手のひら専門クリニック」、「形成外科」です。

 
まず「皮膚科」ですが、こちらで行う治療は、「制汗剤の処方」がメインとなります。この制汗剤には「塩化ナトリウム」が配合されており、汗腺に作用することにより、汗を抑性する効果があるのだとか。

そして「美容皮膚科」と「美容外科」ですが、こちらでは「ボツリヌス・キトシン(ボトックス)注射」という方法があり、この注射を行うことにより、汗腺付近の筋肉の機能はゆるやかになり、汗の分泌を抑制してくれるということなんですね。

 

重症なら手術が必要となることも

ですが、上記でご紹介した治療方法は比較的軽い症状に適した治療法であり、さらに深刻な症状である場合には「手のひら専門クリニック」や「形成外科」での「交感神経切断」の手術が必要となる場合もあります。

この手術の特徴は、脇の下と胸部の一部を数ミリ切開し、そこから内視鏡を挿入して行われますが、傷痕は非常に小さく、入院の必要がないという点です。
ただしこれは、医師により、手術が適切な処置であると判断された場合に行われる手術です。

 

精神的なものが原因となるケースも

また、緊張すると手のひらに汗をかきやすくなる・・・という方もいらっしゃることでしょう。そのような症状の特徴は、1年中手のひらの多汗症に悩まされているわけではないので、心理的なストレスなどが原因となっていることが考えられます。

このような場合には、ひとまず「心療内科」で診察を受けてみて、原因を探ってみるという方法もありますね。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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