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豆乳の健康効果と副作用。毎日の目安量はどれくらい?



豆乳

女性の体に良い飲み物として人気の豆乳は、手軽に入手できる食品なので、毎日欠かさず飲んでいる人も多いことと思います。
確かに豆乳に含まれる良質のタンパク質は、アミノ酸スコアも86と高く、現代の食生活に不足しがちと言われている鉄分やビタミンB群、マグネシウムなどのミネラルも無理なく摂取できるのが魅力です。
しかし豆乳の効果は、これだけではありません。
畑のお肉と言われる大豆由来の飲み物だからこその、とても魅力的な様々な健康効果についてご説明していきたいと思います。

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大豆イソフラボンが乳がんを予防する

大豆製品である豆乳には、大豆イソフラボンがたっぷり含まれています。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンの代役を勤め、さらに不安定になりがちな女性ホルモンのアンバランスを整えるとても優れた成分として有名ですが、大豆イソフラボンの効果はこれだけではありません。

 
昔と比べて近年発症する女性が増えてきていると言われる乳がんの予防にも、大豆イソフラボンは効果を発揮します。
乳がんの要因は様々ですが、その一つにエストロゲンの過剰分泌があると言われています。
しかし豆乳を飲むことで大豆イソフラボンを毎日摂取すれば、エストロゲンの過剰分泌を抑え、不足しがちな時は補い、常にエストロゲンの分泌量を適量に調整することができます。
豆乳を飲んでエストロゲンをコントロールすることで、効果的に乳がんを予防していきましょう。

 

 

コレステロールの数値を下げ動脈硬化を予防する

コレステロールの数値を病院などで指摘されている人は多いと思いますが、コレステロールは数値が高いまま放置していると、血流が悪くなり、脳出血や動脈硬化などの命に関わる怖い病気の原因にもなってしまう可能性があります。
また、コレステロールには、総コレステロールの数値以外にも、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの数値も表示されますが、この悪玉コレステロールが基準値を超えている人も要注意です。

 
総コレステロールや悪玉コレステロールを増やさないためにも、食事の脂肪分を減らすなどコレステロールを取り過ぎない食生活を意識するとともに、コレステロールを減少させる効果のある豆乳を毎日取り入れていきたいものです。
豆乳は一見牛乳などと見た目も似ていますが、その原料は大豆です。大豆由来の豆乳のタンパク質はコレステロールの吸収を抑制する効果があるだけでなく、大豆に含まれる必須脂肪酸であるリノール酸やリノレン酸もコレステロールを減少させる効果を発揮します。

 
このことからも、毎日豆乳を飲むことで、怖い病気のリスクを軽減し、血管の健康を守ることができると言えます。
コレステロールが気になる人は是非、今日から豆乳を飲む習慣を始めていきましょう。

 

 

便秘を解消して腸内の善玉菌を増やして元気なお腹をつくる

健康な体を維持するためには、お腹の状態も大切です。
腸内には善玉菌、日和見菌、悪玉菌の三種類の腸内細菌がそれぞれのバランスを保ちながら存在していますが、悪玉菌が増えすぎてしまうと、便秘や下痢の原因となるだけでなく、体の免疫力も落ちて病気に罹りやすくなってしまいます。
豆乳に含まれている食物繊維やマグネシウムは、腸内細菌を増やすだけでなく、腸内で固くなってしまった便を柔らかく、排出しやすい状態にする効果があります。

 
また、豆乳に含まれているラフィノースや大豆オリゴ糖は、腸内細菌の善玉菌を増やし、お腹を健康で元気な状態に保つことができます。
毎日気持ちよくお通じがあると、お腹がすっきりするだけでなく、免疫細胞が増え免疫力がアップして病気になりにくい体を維持することもできますし、花粉症などのアレルギー反応を軽減する効果も期待できます。
豆乳を毎日飲み続けることで、腸内細菌のパワーバランスをベストな状態に保ち、怖い病気や辛い花粉症から体を守っていきましょう。

 

 

豆乳に副作用はある?

美容にダイエット、女性ホルモンを整える効果からコレステロール減少や腸内の善玉菌を増やすなど様々な健康効果がいっぱいの豆乳は、口当たりも良く飲みやすいことから、毎日の食生活に取り入れている人も多いことと思います。
しかしそんな美味しくて健康に良い豆乳も、取り過ぎると思わぬ副作用が出る場合もあるので注意が必要です。

 

豆乳の一日の摂取量の目安は

豆乳の一日の摂取量の目安は400ml、つまりコップ2杯です。
これは豆乳の原料が大豆なことから、大豆イソフラボンの一日の摂取量の目安が75mgとういうことに拠ります。
常識的な量で大豆製品を食べている分には問題の無い量なので、豆乳もこの量を目安に取り過ぎないように注意することが大切です。

 

取り過ぎと起こる副作用

豆乳を水代わりに毎日たっぷり飲んでいたら生理が早く来た。という話を聞いたことがありますが、このように摂取量の目安よりもたくさんの量を継続的に摂取していると、思わぬ副作用があるようです。
豆乳には大豆イソフラボンと言われる、女性ホルモンの代わりをしたり、バランスを整える成分が含まれています。

 
しかし大豆イソフラボンを多量に摂取すると、女性ホルモンが過剰となり、生理不順や子宮内膜症などの症状が現れやすくなると言われています。
また、子宮筋腫がある女性の場合は、稀に子宮筋腫が悪化することもあるので、心配な人は豆乳を毎日飲み始める前に、医師に相談することをお勧めします。

 
他にもバストアップサプリメントや、ダイエットサプリメントの中には、大豆イソフラボンを多く含むものもたくさんあります。これらのサプリメントを摂取している場合は特に豆乳の摂取量に注意することも必要です。
豆乳は液体ですが、食物繊維を含んでいます。そのため飲み過ぎれば消化不良になり、逆に下痢や便秘になる可能性もありますし、体を冷やす食べ物なので、取り過ぎると、冷え性悪化の一因にもなるとも言われています。
肌トラブルとしては、豆乳の過剰摂取によってホルモンのバランスが崩れ、ニキビが悪化することもあるようです。

 
このように飲み過ぎれば思わぬ副作用の可能性もある豆乳ですが、適量を守れば体にとって良いことがいっぱいのとてもヘルシーな飲み物です。
是非適量を守って、副作用の心配なく、美味しくその健康効果を取り入れていきましょう。

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