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ジャーマンカモミールに副作用はある?妊娠中・授乳中でも大丈夫?



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小さな白い花びらの真ん中が、ポコンと黄色く盛り上がっているジャーマンカモミールの花は、お医者さんのハーブと言われて古来より親しまれてきた植物で、抗炎症作用にリラックス効果、胃腸の働きを整える効果や、月経前症候群や生理痛などの辛い症状の緩和など、女性に嬉しい様々な効能を持っています。


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とても安全性が高く体に負担の少ないハーブであることから、ハーブティーやアロマオイルなどで子どもからお年寄りまで、気軽に楽しむことができるのも魅力です。

そんな魅力いっぱいのジャーマンカモミールですが、副作用などはあるのでしょうか?
ご説明していきたいと思います。

 

リラックス作用がかえってアダになる?

ジャーマンカモミールは味も飲みやすく、ハーブティーとして最もポピュラーなハーブの一つです。
抗炎症作用があるので、風邪気味の時や頭が痛い時に飲むと、少しずつ症状を緩和する効果も実感できます。
また、胃腸などの消化器官の働きを整えたり、吐き気を抑える効果もあるので、胃腸の調子が良くない人や、胃腸が弱い人にとっては、とてもありがたいハーブです。
他にも体を温める効果や、辛い月経前症候群や生理痛を緩和する効果もあるので、薬を服用する前に、ジャーマンカモミールティーを飲んだり、ジャーマンカモミールのアロマオイルでアロマバスを楽しむのもお勧めです。

そんな女性に嬉しい効果は体の調子を整えるものだけでなく、リラックス効果、安眠効果など、精神的にゆったりした気分になることのできる効果もいっぱい含まれています。
仕事で過度なストレスに長時間晒されていたり、大切な仕事を終えた後など、ジャーマンカモミールティーを飲んでほっと一息つきたいところです。

確かに1、2杯程度なら、適度にリラックスできて、心身を落ち着かせることができますが、あまりたくさんの量を摂取すると、逆にリラックスし過ぎてしまい、眠くなってしまう可能性があると言われています。
ジャーマンカモミールティーのリラックス効果は欲しいけれど、あまり眠くなるのは困る場合は、飲む量をあらかじめ決めておくか、紅茶と一緒に淹れて、カフェインも一緒に摂取するといいかもしれません。

 

ブタクサやヨモギアレルギーの人は注意が必要

カモミールはキク科の植物で、和名ではカミツレと言われています。
古来よりお医者さんのハーブと言われて、ヨーロッパなどで親しまれてきたものなので、安全性もとても高く、基本的には子どもからお年寄りまで安心して摂取することができます。

しかしキク科の植物のアレルギーがある人にとっては、稀にアレルギー反応を起こす可能性があるので注意が必要です。

例えば秋にアレルゲンとして多くの人を苦しめる、ブタクサやヨモギはキク科の植物です。
このような植物に対してアレルギーのある人は、念のためジャーマンカモミールを摂取する際にも、アレルギー反応が出ないかどうか少しずつ試しながら取り入れたり、重篤なアレルギーがある場合は、かかりつけの医師などに相談してから摂取することをお勧めします。

 

妊娠中に飲む場合の注意点

妊娠中はコーヒーや紅茶、緑茶など、いつも飲んでいるカフェインの多いお茶を控えなければならないことから、ノンカフェインのハーブティーを楽しむ人も多いことと思います。
しかしハーブは基本的には何らかの効能があるもので、種類によっては妊娠中に過剰摂取すると、良くないものもあります。

ジャーマンカモミールもとても優しくてフルーティーな香りが、妊娠中の体を優しく癒してくれそうなイメージですが、子宮の収縮を促進する作用があるので、飲みすぎには注意が必要なハーブです。
特に体調が安定していない妊娠初期は、流産などの可能性を高めてしまうことから、カモミールティーは避けた方が良いようです。

因みにカモミールティー以外にも、日本で昔から飲まれているハトムギ茶にも子宮収縮作用があります。
妊娠中に飲むなら、麦茶や白湯、ミネラルたっぷりのルイボスティーやビタミンCが豊富なローズヒップティーを選ぶようにしましょう。
たんぽぽの根っこから作られていて、体を温める効果の高いたんぽぽコーヒーもお勧めです。

 

授乳中でも安心して飲めるジャーマンカモミール

出産後の体はとてもデリケートで、妊娠中と同じく、食べ物や飲み物に注意が必要な時期です。
さらに母乳で育児をする場合は、お母さんが食べたり飲んだりしたものが、赤ちゃんのおっぱいにも含まれてしまいます。
小さな赤ちゃんに負担をかけないためにも、ハーブティー選びにも慎重になりたいところですが、妊娠中と違って授乳中はジャーマンカモミールは摂取しても問題のないハーブです。

しかもその優れたリラックス効果は、不眠不休で赤ちゃんのお世話をするお母さんにとってはなくてはならないありがたい効果です。
赤ちゃんのお昼寝中にジャーマンカモミールティーを飲んでリラックスするのもいいですし、夜の授乳で何度も起きてなかなか寝付けない時にも、ジャーマンカモミールティーを飲むと体が温まり、疲れた体を質の良い睡眠でしっかり休めることができます。

また、ジャーマンカモミールには、母乳の出を良くしたり、乳腺炎を予防する効果もある上に、産後の体の回復にも効果があります。積極的にジャーマンカモミールを摂取して、産後のデリケートな時期を上手に乗り切っていきましょう。

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