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レモンバームの副作用は?妊娠中・授乳中の摂取は問題ない?



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普段、当たり前のように緑茶やほうじ茶、紅茶などのお茶を飲んでいる人は多いと思います。
そんな水分補給に欠かせないお茶と同じように入れるハーブティーも、緑茶や紅茶の延長線上にある、身近な飲み物として多くの人に愛飲されています。

しかし緑茶や紅茶も飲み過ぎれば、カフェインの摂り過ぎによる、鉄分の不足や、胃痛などの副作用が起こる人がいます。
古代より薬として用いられてきた、美容や健康に様々な効果のあるハーブも、体調や摂取量によっては副作用が起こる可能性があります。

優しくて爽やかな香りが特徴的な、「長寿のハーブ」と言われているレモンバームの副作用について、ご説明していきます。


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レモンバームの摂取量の上限は?

レモンバームの摂取量は、ハーブティーとしては一日にカップ2から3杯が目安です。
しかし爽やかな香りである上にノンカフェインで飲みやすいことから、ついたくさんの量のレモンバームティーを飲んでしまうこともあるかもしれません。

いかに体に良い「長寿のハーブ」でも、過剰摂取は厳禁です。
理由は過剰に摂取することで、低血圧になる場合があると言われているからです。
血圧が低くなると、自ずと朝起きるのが辛くなったり、日中に眠くなりやすいものです。

元気に一日を過ごすためにも、必ず一日の摂取量を守り、適量を飲み続けていくように心がけましょう。

 

肌が敏感な方は少量から試して

レモンバームには、レモングラスやレモンと同じシトラールという成分が含まれています。
このシトラールは、抗炎症作用や、抗菌作用があることから、風邪などの感染症の予防だけでなく、花粉症などのアレルギー反応を緩和する効果もあるので、ハーブティーや精油を使用することで、これらの効果を実感している人も多いと思います。

そんな魅力的な成分であるシトラールですが、肌によっては、刺激になる場合もあるので注意が必要です。
シトラールが刺激になった場合の副作用としては、発疹や炎症が起こると言われています。

レモンバームに含まれているシトラールの量は、レモングラスなどと比べても少ないですが、肌が敏感な人や、過去にレモングラスなどで肌トラブルを起こしたことがある場合は、注意が必要です。
レモンバームは虫除けやアロマバスとして使用することも多いので、気になる人はごく少量から試すなど、少しずつ取り入れて様子を見ていくことをお勧めします。

 

興奮作用による不整脈が起こることも

レモンバームは抑うつ効果のあるハーブとして知られており、イライラを抑えたり、ストレスで落ち込みがちな気分を高揚させる効果が期待できます。
このことから、仕事のストレス解消や、イライラを抑えるために、レモンバームのハーブティーや精油を、毎日の生活に取り入れている人も多いことと思います。

また、自律神経を整えて、スムーズで心地よい睡眠の状態へと改善する効果もあることから、リラックスしたい時や、安眠のためにレモンバームを取り入れることも効果的です。

このように、気分を明るく高揚させる効果と、リラックスさせる効果の両方があることから、時に高揚する効果によって、不整脈が起こることもあると言われています。
日頃から不整脈などで医療機関を受診している人の場合は、念のためレモンバームを摂取する前に、医師に相談してから使用を始めると安心です。

 

レモンバームの妊娠中の摂取には注意を!

カフェインの摂取量に注意しなければならない妊娠中には、ノンカフェインのハーブティーは気分転換に適した飲み物ですし、良い香りを手軽に楽しむことができる精油やフローラルウォーターも、妊娠中を快適に過ごすのに役立つアイテムです。

しかし、ハーブティーや精油、フローラルウォーターの中には、子宮を収縮させる作用や、女性ホルモンに作用するものもあり、妊娠中の摂取は控えた方が良いものもたくさんあるようです。

レモンバームのハーブティーや精油には、消化器官の調子を整えて、胃の消化を促進したり便秘を解消したりする効果があるだけでなく、気分をリフレッシュする作用があります。悪阻が辛い妊娠中や、育児が大変な授乳中に取り入れたら良さそうに見えますが、実際のところはどうなのでしょうか。

実はレモンバームには消化器官に働きかける効果があるからこそ、妊娠中の摂取はできれば控えた方が良いとされています。
理由は、胃腸の調子を整えることで便通がスムーズになると、同時に子宮も収縮してしまうからです。

但し、レモンバームは妊娠中に絶対に禁忌なハーブではないですし、辛い悪阻症状を緩和したり、デリケートになりがちな胃の調子を整えたりする効果があるので、どうしても飲みたい場合は、1日に200mLまでを目安に摂取するようにしましょう。

授乳中の飲用は可能?

授乳中に関しては、消化器官の調子を整えたり、抗菌作用や抗ウイルス作用が風邪などの感染症から体を守ることから、積極的に摂取していきたいハーブのひとつです。

不眠不休の赤ちゃんのお世話は、どうしてもイライラやストレスも溜まりやすいですし、何度も授乳で夜に起きることから、ぐっすり安眠できない人もいるかもしれません。
レモンバームを無理なく取り入れて、快適で元気に授乳期を過ごしていきましょう。

 
このように長寿のハーブと言われているレモンバームもにも、摂取することで起こる副作用があります。
気になる場合は少しずつ様子を見ながら取り入れたり、心配な場合は医療機関に相談しながら使用するなどして、副作用を起こすことなく気持ち良くその効果を実感していきましょう。

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