絶対に押さえておきたいマナー 正しいお辞儀の作法
社会生活を送っていると、お辞儀をする場面がたくさんあります。
接客業に就いているならお客様に、オフィスワークなら上司に、営業のお仕事なら取引先に……。プライベートでも親戚とのお付き合いや義理の両親に会うときなど、挙げるときりがありません。
好感度を左右するお辞儀の仕方
そんな場面でお辞儀を上手にできるようになると、女性としての好感度が一気に上がります。
あまり考えなくても身につけるのが可能な方法について、考えていきましょう。
印象の良くないお辞儀
まずはどのようなお辞儀が美しくないかを考えてみてください。
「ぺこん」と首から上、または胸から上だけでするお辞儀は、あまり好感の持てるものではありません。自分がそうは思っていなくても、どうしても相手に「適当にお辞儀したな」「どうも真剣に見えないな」という、マイナスな印象を与えてしまいます。
また、相手に正面に向き直らないお辞儀もあまり印象が良くありません。どうしても急いでいるときや立ち止まりたくないときでも、相手には不快感が残りやすいものです。
印象の良いお辞儀とは
印象の良いお辞儀に必要なのは、まずは相手の正面に体全体を向き直ること。
この動作をしてからお辞儀をすると、不思議と適当なお辞儀はできなくなり、「この人にお辞儀をするんだ」という自分の意識から改善されます。
お辞儀の角度を頭に入れておく
特に接客業に就かれているかたは既にご存知かもしれませんが、お辞儀にはその場面に最適な「角度」があります。会釈は15度、中間礼は30度、丁寧な礼は45度となっています。
普段は会釈と中間礼を使う機会が多いかと思いますが、お礼を言う場面では45度の丁寧な礼が良いでしょう。
「自分ならどのようなお辞儀をされたいかな」と考えると、自分で上手くお辞儀を使い分けることができます。マニュアルにこだわり過ぎず、気持ちよいお辞儀を見つけてみてください。
どうしても急いでいるときは
筆者は現在子育て中なのですが、子どもを連れているとせわしなく動き回るので、どうしても相手の正面を向かずにお辞儀する場面があります。
「今はどうしてもきっちりお辞儀ができない」というパターンの場合、ちょっとした工夫が必要です。
筆者が心掛けているのは、浅いお辞儀でも腰からすること。もうひとつが、笑顔でお辞儀することです。
お辞儀の基本を押さえるのが大前提ですが、押さえておくことで相手を不快にさせない「気持ちの伝わるお辞儀」をすることができます。
女性らしさは毎日の挨拶から
誰でもする機会がある「お辞儀」だからこそ、美しく行うことで女性らしさを上げることができます。
姿勢や歩き方よりも難易度は低めですので、気軽に試してみてください。