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プラセンタがクレオパトラに愛された理由~プラセンタの歴史を紐解く



ヘアケア
 
「10歳若返る」などともいわれるプラセンタですが、歴史を紐解くと、なんと古代ギリシャの時代にはすでにプラセンタが用いられていたということがわかります。例えばあのヒポクラテスもプラセンタを治療に用いていたという話が残っています。


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プラセンタはその後も医療目的で使われることが多く、ヨーロッパでは今日に至るまで、不妊治療や脳梗塞、てんかんなどの治療に使われてきました。

 

洋の東西を問わず古代から珍重されたプラセンタ

古代エジプトのクレオパトラやフランスのマリー・アントワネットなどが、若返りと美容目的でプラセンタを使用していたという逸話は有名です。

中国でもプラセンタは漢方薬としての歴史があり、不老不死の妙薬とされていました。楊貴妃などが若さと美貌を保つためにプラセンタを使用していたともいわれています。

 

日本におけるプラセンタの歴史

日本では江戸時代にプラセンタを原料として民間薬が作られたという記録が残っています。

法律では、1950年に「胎盤組織療法」ができ、胎盤エキス注射の開発が進められてきました。厚生労働省より現在認可を受けているものとしては、「ラエンネック」という慢性肝機能疾患の機能改善をするものと、更年期障害や乳汁分泌不全に効果のある「メルスモン」の2つがあります。

 

プラセンタの原材料

プラセンタの原材料には人を含む哺乳動物の胎盤が使用されています。
プラセンタ(胎盤)とは妊娠中の女性の子宮内にある臓器のこと。赤ちゃんへの働きは様々で、栄養の補給から老廃物の除去まで多岐にわたります。

赤ちゃんを育てるために無くてはならない臓器であるがゆえに、プラセンタから抽出されるエキスにも大きなパワーが秘められています。副作用がないということからも理想の成分として期待されています。

 

ホルモンバランスを整えるプラセンタ

プラセンタの働きのひとつに女性のホルモンバランスを整えるということが挙げられますが、プラセンタそのものにホルモンが含まれているわけではありません。ホルモン分泌を促進する脳下垂体や卵巣などに働きかける効果がある、ということです。

しかし何より重要なのは、その働きというのが、ただ単にたくさん女性ホルモンを分泌させるということではなく、「調整作用」に優れているということでしょう。

言い換えると「ムダな物は減らして」「足りない物は取り入れる」というように調整が利くということです。この点こそが多くの女性たちにプラセンタが愛用されてきた最も大きな理由だったのではないでしょうか。

 

健康面でのアンチエイジングを考える

更年期を気にしている人にとっては、プラセンタはエストロゲンの急激な減少を抑えることで自律神経の働きを整えてくれるというありがたい働きがあります。つまり更年期障害の症状が軽減されて、体調が良くなってくるということがあるわけですね。

普段から冷え性や肩こり、便秘、生理不順、不眠症などに悩まされている人は、加齢によってさらに症状が重くなることも考えられます。
とかく美容面でのアンチエイジング成分として語られることの多いプラセンタですが、年齢に負けない身体を作るという視点から、改めてプラセンタという成分に注目してみてはいかがでしょうか。

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