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お家でアーユルベーダ!ストレス解消アロマヘッドマッサージの方法



アロマ
 
アーユルベーダのヘッドマッサージでは、解毒とアンチエイジングを目的に行います。体に蓄積された老廃物質を取り除けば、人間の持つ自然治癒力が十分に発揮され、生命力が強くなると考えられています。また、自然治癒力を高めるには、自律神経の働きのバランスをとることが肝要です。


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自律神経は自分の意志とは関係なく働く機能を全て司り、内臓から循環器、筋肉、代謝などに影響を与えます。
自律神経は交感神経と副交感神経に大別されますが、特にストレスで自律神経のバランスが崩れないようにするには、副交感神経の働きを高めることが重要です。頭蓋骨周りの神経と背骨を刺激するマッサージは、副交感神経に作用します。

また、女性のアンチエイジングにはホルモンバランスを調えることも考えなければなりません。脳へ伝わるストレス度が高いと、適量のホルモンを血中に送り出す指令ができなくなるため、更年期障害や生殖器系の不調を引き起こします。

 

マッサージにおけるオイルの効果

ストレスを上手に解消するために、マッサージを行う時にオイルを使用しましょう。

なぜ、オイルが役に立つのでしょうか。オイルを皮膚にすり込んだり、鼻や口の呼吸器の粘膜から吸収されて体内に入ると、高い浸透性を発揮します。皮膚から毛穴→細胞→血管→リンパ管へと体中をめぐり、自律神経と内分泌系(ホルモンを分泌する役割を持っている)に効果が現れるのです。植物の力が体の中を通り抜けながら、全身に良い影響を与え、最後に毒素と共に排出されると考えれば、オイルのメリットが理解しやすいでしょう。

アーユルベーダの医学書によれば、頭頂部分にオイルを塗ることで、脳や神経系の鎮静化と強化ができるとされています。植物から抽出されたエッセンシャルオイルをキャリアオイル(オリーブオイル、セサミオイル、ホホバオイルなど植物性のベースとなるオイル)にブレンドして使用しましょう。

 

マッサージ用オイルの選び方

オイルはその人の体調や好み、季節や温度に合わせて選びます。どのようなオイルを選べばよいかご紹介します。

 

1.キャリアオイル

●ドライヘア(乾燥している髪質)の場合
オリーブオイル、ココナッツオイル、ホホバオイル、アーモンドオイル、サンフラワーオイル

●オイリーヘア(頭が脂っぽい)の場合
セサミオイル、ホホバオイル

●ノーマルヘア
ココナッツオイル、サンフラワーオイル

 

2.エッセンシャルオイル

●白髪を防ぎたい
カモミール、コリアンダー、レモン

●抜け毛を減らしたい
ペパーミント、ラベンダー、ローズ、ローズマリー

●頭皮が脂っぽい
シダーウッド、レモンバーム、サイプレス

●フケを抑える
ゼラニウム、ユーカリ、サンダルウッド、クラリセージ、ティーテュリー、サイプレス

 

アロマオイルを使用するヘッドマッサージの方法

オイルマッサージを、シャンプーをする1時間程前に行うのが理想的です。毛包細胞(髪を作る細胞)は夜10時から午前2時頃にかけて増殖するので、シャンプーは夜にして、頭皮を清潔にしてから就寝するのが良いでしょう。

実際に、オイルを効果的にマッサージに使うテクニックを見てみましょう。オイルの感触、香りによって頭部だけでなく、全身、精神の疲労も拭い去ってくれます。

 

ヘッドマッサージの手順

1、両方の手の指を頭頂に立てるように添えて、呼吸を調えます。

2、額と首の後ろに手を添えて、深呼吸をします。首と肩にこりがあれば揉んでほぐしておきます。

3 オイル(精油を混ぜた植物油)を手に取り、頭頂部にすり込みます。

4、頭皮全体にオイルをすり込みます。

5、額の髪の生え際から、頭頂部に向かって、手を密着させて頭皮を動かします。

6、後頭部の下から上にかけて、手を密着させて頭皮を動かします。

7、指を立てるように頭を指圧して、パッと離すを数回、位置をずらしながら行います。

8、髪の根本をつかんで揺らし、毛根に刺激がはいるのを感じます。

9、頭を左右両サイドから挟んで、上に向かって引き上げます。

10、こめかみに手の平を当てて、円を描くようにゆっくりと回します。

11、耳全体を人差し指と親指でつまんでほぐします。

 
全身に浸透して行き渡ったオイルは、最後に尿や便、息となって排出されます。好みの香りと薬効のオイルでデトックスを楽しみながら行えます。

 

オイルの代わりにハーブパウダーを使って

オイルの他にも、ハーブパウダーを使うトリートメント法があります。ハーブを水に溶かして頭皮を洗うとシャンプーになり、ペースト状にして頭に塗ると、髪の成長を促し、頭皮を健康にする最高のケアができます。

ハーブはよく知られているものはヘナですが、他にもビャクダン、ペパーミント、シカカイ、アムラなど多くの種類があり、これらをブレンドして使います。それぞれ薬効があるので、(ヘナであれば肝臓の毒素を取り除いたり、皮膚炎、打撲にも効果がある)自分なりのオーダーメイドのトリートメントが可能です。ハーブの薬効により、施術後はとても眠くなると言われています。

ハーブはファッションのように捉えられることもありますが、何千年も培われてきた自然の力を利用する知恵です。たとえ数種類でも、自分に効くハーブを知ることは、あなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。

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この記事は当ブログのライター「小笠原ちひろ」が書きました。

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