ブレンドレシピ付き♪エッセンシャルオイルから香水を作る方法
エッセンシャルオイルは、普段使いにもできますが、特別なときに使いたいという人も多いのではないでしょうか? せっかくアロマの香りを楽しむなら、長時間つけていられる香水がオススメ。ただ、エッセンシャルオイルをブレンドしてオリジナル香水を作るのは、ちょっとしたコツが必要です。正しくブレンドする方法を覚えれば、ワンランク上のアロマを楽しむことができます。
香水の濃度
基本的に香水はエッセンシャルオイルと無水エタノールというアルコールの一種でできているのですが、その割合によって名称が異なります。香水はその濃度によって4つほどの名称を持ちます。濃度が濃いほどに香りの持続時間も長くなります。ただし、エッセンシャルオイルの刺激も強くなるので、自分の肌と相談しながら濃度は決めるべきです。
香りの軽いものから順番に、
オー・デ・コロン
↓
オードトワレ
↓
オードパルファン
↓
パルファン
と呼ばれており、パルファンになると香料の濃度が平均して20%ほどになります。もっとも高い濃度のもので30%程度が香水の限度です。これ以上になると敏感肌でなくても肌についたときに炎症を起こす危険性があります。これを守ればあとは自分の好きなアロマをブレンドするだけです。ただ、香りのバランスを考えると2,3種類のアロマをブレンドするのが扱いやすい香水ができます。
香水を作る際に必要なもの
香水作りで必要なものは、材料として無水エタノールとエッセンシャルオイルの二つだけです。無水エタノールは薬局などで手軽に手に入ります。エッセンシャルオイルについてはアロマ専門店で購入する方が天然植物由来のエッセンシャルオイルを確実に購入できます。
道具では、無水エタノールとエッセンシャルオイルをあわせるビーカーとガラス棒が必要です。出来上がった香水を入れる専用の容器があればなお良いでしょう。雑菌などが入らないように、ビーカーやガラス棒は最初に煮沸消毒しておいてください。注意点は洗った後に濡れたままで使用しないことです。道具が清潔かつ乾いた状態で香水を作ることで、長持ちする香水を作ることができます。
香水を作る方法
作り方はいたって簡単で、ビーカーに無水エタノールを入れて、精油を入れてガラス棒でよく混ぜます。混ざりきれば香水の出来上がりです。もし、香りのブレンドが決まっていないなら、先にビーカーの中でアロマブレンドを作ってしまってからエタノールを入れても大丈夫です。
使用する際の注意点
オリジナル香水は使うたびによく振ってから使用しましょう。親油性が高いのがエッセンシャルオイルの特徴ですが、放置しておくと分離してしまうことがあるためです。また、精油の色が付着してしまうこともあるので、衣服にはつかないように注意する必要もあります。
精油の酸化は早いので、一ヶ月をめどに使いきれる分量を作りましょう。夏場ならば冷蔵庫に保存するのがおすすめです。
手作り香水おすすめのアロマブレンド
香りはシーン別で変えてみるのがオススメです。例えば出勤前に使うならビジネスシーンで使えるアロマを中心にブレンドしてみましょう。
集中力を高める香水
集中力を高めたいなら、ハーブ系で爽やかな香りのペパーミント×ローズマリー・シネオールなんかがオススメです。頭をクリアにしてくれるアロマブレンドです。ローズマリー・シネオールは、免疫力を強化してくれる作用もあるアロマです。心の疲れをとりたいときはネロリなどのフローラル系とのブレンドも向いています。ユーカリやティートリーといったさわやかな香りとのブレンド向いていますし、柑橘系などのアロマとの相性も良いアロマです。
デオドラント効果のある香水
清潔感が欲しいのならば、レモン×ラベンサラが最適です。デオドラント効果の高いブレンドになります。ラベンサラは、精神的ダメージを受けたときにも使えるアロマです。恐怖心や無気力な状態にも効果があり、現実を受け入れられるような作用があります。不眠症など何かと不安感の強い人にも向いているアロマです。
オフィス向け香水
知的でクールな女性をイメージしてもらいたければ、ローズアブソリュート×プチグレイン×フランキンセンスなんていうブレンドもアリです。ローズアブソリュートは、絶世の美女と言われたクレオパトラが愛したアロマの一つです。バラ本来の香りが楽しめるのはローズオットーとアロマの精製法が異なるためです。熱に弱い成分が残っており、よりローズらしい香りに思う人も多いようです。ほぼローズオットーと同じ効能がありますが、催淫作用が強いのが特徴です。また香りが飛びにくく、強いので長時間香りを楽しむことができます。
リラックスタイム向け香水
また、オンではなくてオフに使いたいときにはリラックスやリフレッシュ効果の高いアロマをオススメします。疲れをとにかく癒やしたいなら、ネロリ×ラベンダー×サンダルウッドのアロマブレンドがオススメです。サンダルウッドは、強い鎮静作用があって興奮をやわらげてくれます。働き過ぎている脳の働きを弱めてくれるので、自分の内面を深く掘り下げていきたいときにも使えるアロマです。催淫作用があるので、セクシャルな気分になりたい時やインポテンツなどの改善にも役立つアロマとして注目されています。